新築外構で「こうしていればよかった」という後悔は意外と多いです。マイホーム建設で気持ちが高ぶっているときは冷静さにかけてしまいがち。住み始めた後、数か月から数年先の計画までしっかり立てられていますか?新築外構で多い「庭の失敗」についてご紹介します。
目次
定期的なメンテナンスが必要とわかっていたとしても、いきなり日々のタスクに組み込むのは難しいですし、実際にメンテナンスしてみると意外と重労働で面倒になってしまう人もいます。
植栽は定期的に手入れが必要な植物であれば大変ですし、反対に全く手入れの必要のない植物もあります。
事前に剪定の時期や回数を知っていればメンテナンスができなくなる事態は防げます。
庭木の剪定のスケジュールを知っておくことで、植栽をしても自分でメンテナンスが可能かどうかが判断できます。
たとえば、冬期は仕事が忙しいなら、その時期の剪定は現実的ではないですね。
ツバキやキンモクセイなどは剪定をしないと、花が咲かなくなるだけではなく、切り口から樹液があふれ出し腐ったりしてしまうのでしっかり手入れをしなくてはいけません。
庭が広いほど問題が深刻化するのが雑草ですね。
雑草のメンテナンスは夏季であれば3~4回、冬季で1回ほど必要です。
「刈る・むしる」→「袋に詰める」→「捨てる」という工程は意外と重労働になります。
量が多いほど大変になることがわかりますね。
また、ガーデニングのスペースは機械での作業が難しく、全て手作業になるので日々の管理が重要になります。
コストをかけることで定期的なメンテナンスをほぼ不要にすることができます。
①コンクリートで埋めてしまう
②防草シートでカバーする
どちらもコストがかかるので悩む人が多いですが、定期メンテナンスが不要なことは今後の生活が大きく変わります。
水はけが悪いと、雨の降った翌日は庭にでることを躊躇してしまいますね。
さらにコケや害虫(ナメクジやシロアリ)が大量発生する恐れもあります。
コケは湿度で家にダメージを与え、シロアリは柱を食べ穴だらけにするため、どちらも排除しなくてはいけません。
土地によってはもともと排水に長けている場合を除いて、排水対策は基本的に必要です。
排水方法は大きく分けて2つあります。
コンクリートなどで傾斜をつくり、側溝に向けて水の通り道に水が流れていくようにする勾配を利用した排水方法です。
コンクリートなどで土を覆ってしまえば雑草の悩みも解決できますから一石二鳥です。
庭のイメージを崩したくない場合は暗渠排水がおすすめです。
地面に溝を掘り、土の代わりにそこに、暗渠パイプか砂利や水かけの良い砂を敷き、その上に元々の土を敷きます。
この排水方法であれば、印象を変えることなく排水ができるということできます。
※暗渠パイプとは穴がたくさん空いているパイプです。
生活してから気が付く問題が、ウッドデッキの使いづらさです。
十分なスペースがないのに無理やりウッドデッキをつけてしまったりすると、実際に使う際に「狭くて活用方法が選べない」ということがあります。
ウッドデッキをリラックススペースにしたいと思っていたのに、実際にイスなどを配置してみると狭くてリラックスできず、ついには使わなくなってしまうこともあります。
ウッドデッキ自体がデッドスペースになってしまうのは非常にもったいないですね。
用途に見合うスペースを確保できるようにしっかりイメージすることが大切です。
見落としやすい問題点はウッドデッキの下にもあります。
ウッドデッキを付ける際に、基礎工事をする必要があります。
基礎工事ではコンクリートで地面を固めたり、防草処理をしてからブロックなどで基礎作り、その上にウッドデッキを設置します。
その作業を怠るとウッドデッキの下が雑草でいっぱいになり、虫が大量発生したり、通気性が悪くなりウッドデッキの劣化が早まる原因になります。
ウッドデッキを設置するときには基礎となるウッドデッキの下をしっかり整えましょう。
外部水栓は家庭にあるととても便利です。
無くても生活に困ることはほとんどないですが、あるととても便利なものです。
しかし位置が悪いと逆に不便なものとなってしまうので注意が必要です。
庭や玄関先でのガーデニング、駐車場での洗車、犬の散歩の足洗い場など、外部水栓の用途はさまざまです。
全ての場所に設置するには少しコストがかかりすぎるので、設置場所は悩みますね。
まずは使いたい用途を決めてから配置を決めるのがよいでしょう。
たとえば、庭と駐車場の位置を近くにすることができれば、ガーデニングも洗車も同じ水栓でそれぞれの作業ができます。
※排気ガスが植物に当たらないように配慮しましょう。
庭の工事は特に新築時に一緒に考えた方がよい外構です。
生活のシュミレーションをしながら新築と一緒に外構の計画を立てましょう。
メンテナンスの内容や頻度も季節で変わるので、出来れば一年を通してシュミレーションをして、シーズン別の問題点をはっきりさせましょう。
また、専門的なメンテナンスの話をハウスメーカーの担当者に聞いてもわからないことがありますが、外構業者なら商品やメンテナンスについて詳しく聞くことができます。
住み始めてから後悔しないように新築時に外構業者に直接依頼することをおすすめします。
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