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外構工事の予算を抑える方法の第一歩は外構業者と直接取引をすることです。ハウスメーカーで家を建てる計画をすると、当然のように外構工事もハウスメーカーから提案されますが、外構と新築は別業者に注文しても何も問題ありません。むしろ余計な費用が抑えられる他、商品数が増えたりと圧倒的にメリットが多いため、外部発注は今や常識です。
ハウスメーカーは新築も専門店です。
外構工事をハウスメーカーに依頼しても、ハウスメーカーが下請業者に外構部を依頼します。
そのため、本来の外構工事にさらに中間マージンを上乗せした金額を請求されます。
上乗せされる中間マージンの相場は15~30%にも及び、100万円の外構工事なら、15~30万円にもなります。
外構工事にかける予算が100万円ならば、中間マージンを差し引いた70~85万円が実際に外構工事にかけられる費用となります。
直接取引をしてマージンカットをするのは必須事項ですね。
担当者が営業で使う「平均」や「相場」は参考にしない方が良いでしょう。
あくまでも全体の平均や相場なので、「予算100万円の外構をするための相場」ではありません。
担当者が言う、平均や相場は建物に対しての個人的または会社的な数値でしかありません。
たとえばこのサイトでもご紹介していますが、
「クローズ外構なら相場は300万円くらい」
「オープン外構なら150万円くらい」
というような大雑把な数値になりますね。
100万円で外構がしたいというお客様にこの相場や平均値というのは全く関係のない数値ですから、参考にはなりません。
まずは求める外構のレベルの相場を知りましょう。
そもそも外構工事が少ない外構スタイルであれば予算も少なくすることができます。
フェンスで囲むクローズ外構よりも大幅に予算を抑えることができます。
どうしても外部からの視線が気になるようならセミクローズ外構で目隠しフェンスを一部取り付ける方法もあります。
せっかくの買い物ですし、高額な買い物になると「あと5万円出せばもっと良いものが買える」という思考が働きます。
しかしそれは本当に必要なものでしょうか?
例えば、雨に濡れるのが嫌でカーポートをガレージにしたとしますが、車は雨の日ほど使うものですし、絶対に汚さないというのも難しいですね。
予算を抑えるために妥協して「カーポート+倉庫」にするもの手ですね。
よくあるのが、見た目が同じでも料金が違う商品です。
素材が違うので料金がかわります。
メンテナンスができるなら安い素材でも問題ないでしょう。
たとえば木製フェンスです。
木製フェンスと樹脂製フェンスは見た目がほとんどかわりませんが、価格帯が3倍ほど変わります。
木製のフェンスはメンテナンスが必要ですが、毎年数万円の費用がかかります。
やすり掛けや塗装をすると、4㎡でおよそ25,000円程度です。
また、工賃込みの比較なので、DIYであればもっと安くすませることも可能です。
本当に「今」必要な外構かを判断しましょう。
そもそも新築の外構は、新築時にすべてそろえるのが理想ですが、新築時に数年先まで計画を立てていれば外構を後回しにすることができます。
不必要な要素が含まれていないか、考えましょう。
例えば自分でもできそうな簡易的な外構工事は高い工賃を払ってまで業者に依頼しない方がよいです。
DIYが得意な人であれば、芝張りや花壇、フェンスなどを検討しましょう。
絶対に新築時にやっておいた方がよい外構は、自分でできない外構や、狭い箇所の工事などです。
また、駐車場と玄関アプローチを繋ぐ場合、それぞれを別のタイミングで工事すると、繋ぎ目ができてしまったりして不格好になりやすいので同じタイミングが好ましいですね。
他にも、住み始めてから玄関アプローチの工事をするのは、短期間とはいえ家の出入りが不便になるので避けた方が良いでしょう。
100万円でどこまで外構の工事が可能か、プランの例をご紹介します。
駐車場は2台分の広さ、土間コンクリートで作ります。
門柱はコンクリートで作り費用を抑えます。
これでおよそ100万円の工事です。
花壇をつくるまでは外構業者に依頼をして、中身の土や花・植木は自分で用意しましょう。
駐車場は1.5台分、そこに埋め込み式のチェーンポールを設置。
埋め込み式なので、駐車場を広く活用することができます。
フェンスは価格の安めなメッシュフェンスで仕上げています。
フェンスの基礎ブロックには外観を損なわないためにレンガ調のブロックを使用したため、通常のブロックよりも費用が少しかかりました。
玄関ポストは価格の安いものを使用しましたが、配線が必要なため工賃がかかります。
この工事で総額はおよそ100万円程になります。
おしゃれだけど高いと思っていても、専門店ならセールをしていることがあります。
セール品から商品を探すのも外構費を安くするコツです。
外構工事の相場は新築した建物のおよそ1割ほどです。
ここでいう相場とは「建物とのバランスの良い外構」にするための相場です。
4,000万円の新築なら400万円がバランスの取れる外構ということになります。
そこで100万円の外構に抑えるためにできることは、余計な費用を削ることですね。
マージンカットはその第一歩となります。
外構業者に直接取引をして、価格交渉をしたり、費用を抑えるコツを教えてもらいましょう。
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